病院の待合室で順番を待っているとき、その病院の医師の名前が書かれた掲示板を見ていたら、高橋(仮名)非常勤医師、と書いてあって、医者にも常勤、非常勤があるんだ・・・と思った経験がありました。初めて非常勤という言葉を知ったのは、小学5年生のとき、担任の先生が産休をとられて、代わりの先生が来たときです。自己紹介で、常勤をしていましたが、今は非常勤であることにやりがいと、誇りを感じています。と、力強く言われました。医師と教師では仕事内容はぜんぜん違いますが、怪我や病気、出産、介護などで休職者が出たときには、代わりが必要である、ということは同じです。これはどの職業でも言えることです。その小学5年生のときの担任の先生のおかげで、知識を増やすことができました。当時は、非常勤って代わりなんだ。くらいにしか思わず、先生の力のこもった自己紹介もあまり響いてきませんでしたが、とにかく泣いたり笑ったり、熱い先生だったことは印象的です。そして現在、私は保育師の非常勤先生として働いています。産休先生の代理です。そして、小学5年生のときの同級生は非常勤の医師として働いています。同窓会で会ったとき、当時の熱血先生の熱い自己紹介が、今ならよくわかるよね。と語り合いました。働く女性や、介護が必要な家族が増えているという現在、休職ができるのは、非常勤がいるためだということを、声を大にして叫びたいです。当時の熱血先生のような熱い先生を目指して、毎日張り切って非常勤に励んでいます。
保険点数の見直しに伴い、病院の経営も圧迫されているという話を見聞きします。その結果、医師で常勤している人の人数が制限され、人手不足も懸念されています。そうなると、心配なのが医療関係の人達の過労です。患者はいつ容態が悪化しないとも限らないので、ナースコールがあれば、夜中でも対応する必要があります。病院の開院時間は朝9時から夜9時までが平均的です。それだけでも疲れている上に、夜中にも待機しておかないといけないとなると、かなり体力的にきついです。
医師で常勤というと、大学病院等では、助手以上、講師、助教授、教授だけが常勤契約であるといわれています。よく研修医というものがドラマなどで描かれていますが、立場は常勤ではありません。常勤の医師は定義上は、1日8時間で1週32時間の週4日勤務で常勤医師といわれています。常勤の医師は、他の病院もいくつか掛け持ちをしているといわれます。これは非常勤といわれているもので、バイトのようなものであるといえます。これをひとつだけではなく、いくつかを掛け持ちにしています。
医師には、常に病院にいる常勤の医師と非常勤の医師がいます。もちろん、どちらも忙しいですが、常勤の医師はとても忙しいです。いつ患者が病院に運ばれて来るか分かりませんし、24時間体制で勤務しなければならないのです。そのため、休みなどほとんどと言っていいほとありません。中には、病院に寝泊りをして勤務している医師もいるほどです。
数年前になるが、主人が心臓を悪くして手術をうけた。大きな病院の心臓外科に入院していたが、そこでの医師たちの働きは、今でも心に深く刻まれている。検査入院の期間も入れて2ヶ月ほど入院していたが、担当医はいったいいつ休んでいるのかと心配になるほど、毎日病室に顔をだしてくれていた。それが常勤の医師の仕事だといえばそれまでだが、はじめての大手術を経験して、心細くなっている患者にとっては、本当に安心できる存在である。まだ若いであろうその医師に、私と主人は声をかけてみた。毎日、様子を診に来てくれるけれど、先生のお体は大丈夫ですか。そう尋ねてみると、その医師は少しはにかんで答えた。ええ、大丈夫ですよ。
やっぱりいい病院を選ぶのであれば、常勤の医師の質を観て、選ぶのがいい方法だと思います。常に務めると書いて常勤ですから、その病院の質に、常に関わってくることは、言うまでもないことだと思います。そんな常勤の医師次第で、病気やケガの治療の、安心度だって、変わってくるものだ思います。病気や怪我になったときの、心細さといえば、日々の日常の中では、味わえないくらい、大きなものですから、とても不安になってくるものです。辛い治療であるほど、石との信頼関係をどれだけ築くことができるかが、治療継続していく上で、大事なことになってくると思います。